2020/07/16 14:53

こんにちは。

tiramisuのひとみです♪

私は高校時代にピアッサーで自分でピアスホール空けましたが、その時のやり方がまずかったのか、素材が悪かったのか片耳が化膿してしまいピアスを通せずずっとイヤリングを使用してきました。

今考えるともっと最初は体に優しい素材を使っていればよかったと後悔の念に駆られますが、逆にそれが今自分でかわいいイヤリングを作りたい、このデザインのピアスをイヤリングに変えて付けたいというハンドメイドをする動力の一つにになっているのかもしれません。
しかも片方は空いたままなのでピアスの方の気持ちも分かります。がやはり圧倒的にデザインはピアスが多いので落としやすく、挟んで痛くなったり、可愛いデザインが無いな・・・っていうイヤリングの方の気持ちも分かります。

ファションが好きでずっとイヤリングも洋服に合わせて使っていたのですが、それでも長時間付けてると痒くなります。今回ネックレス素材を探すに当たって直接身につけるものになるので改めて金属アレルギーについて調べてみました。



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「ピアスで耳がかゆくなる」

「ネックレスで首が赤くただれる」

このような症状が見られる場合、金属アレルギーの可能性があります。
金属アレルギーは日本人の10人に1人が発症しているといわれるほど一般的な皮膚疾患です。

金属アレルギーってどんな症状?

金属アレルギーの症状

症状のあらわれ方は人それぞれですが、主な症状は次のようなものになります。

  • アクセサリーを外した後、金属が触れていた部分がアクセサリーの形に赤みを帯びている
  • アクセサリーを着けている部分の皮膚がかゆくなった
  • 金属が触れていた部分に、湿疹のようなボツボツができた
  • ピアスを付けている耳たぶが、熱を持っているような感覚
  • ピアスを付けている耳たぶに痛みを感じる

なぜ、金属アレルギーは起こるの?

金属アレルギーといっても、金属そのものが直接アレルギーを起こすわけではありません。
汗などによって溶け出し体内に入り込んだ金属を、体が「異物」として認識し、過剰反応することで、アレルギーの症状が起きるのです。

金属アレルギーが起きる仕組み

今まで大丈夫だったのに、ある日突然発症することも…

この「抗体の過剰反応」は、誰にでもすぐ起こるものではなく、その人の体質によって、アレルギー反応が出るかどうか、どのタイミングで表れるかには個人差があります。
これは、人によってアレルゲン(金属)に対する許容量が違うためとされています。
すぐに反応が出なかった方でも、同じ金属を着け続けることにより、アレルゲンが体内に蓄積され、その人の許容範囲を超えてしまうことで、金属アレルギーを発症する体質になってしまうことがあります。
数日で発症する方もいれば、数年経ってから反応する場合もあり、「今まで大丈夫だった金属で、ある日突然アレルギー症状が出るようになってしまった…」というケースがあるのは、このためだと考えられます。

どの金属でアレルギーが起きるかも、人それぞれ

また、反応を起こす金属も人それぞれで、この金属は大丈夫だけど、こちらの金属ではアレルギー反応が出てしまうというケースがほとんどです。

  • 金属アレルギーの起こりやすさ(許容量)、反応を起こしやすい金属は、ひとそれぞれ異なる
  • それまで反応が出なかった人でも、許容量を超えることである日突然金属アレルギーになる事がある

金属アレルギーの対処法は?

一度なってしまうと治せない金属アレルギー

厄介なことに、一度その金属に対する許容範囲を越えてアレルギー反応を起こしてしまうと、その後もその金属に反応し続けてしまう可能性が高く、ほとんどの場合、その体質は完全に治すことができません。

アレルギー反応が出てしまった場合は、これ以上悪化させないように注意すること、まだなったことのない方は、ならないための予防を意識することが大事です。

症状が出てしまったら、まずは金属をはずすこと

肌の赤みやかゆみなどの症状が出たとき、金属アレルギーなのか確認せずにそのまま金属を身に着け続けていると、症状が次第に悪化してしまうことがあります。
(例:赤みを帯びているだけだった部分に炎症や発疹があらわれるなど)
お肌に異常を感じた時点で、まずは身に着けているアクセサリーをはずし、身に着けないようにする事が重要と言えます。

原因となる金属を避ける

症状を悪化させないためにも、予防のためにも、一番大事なのが「アレルギー反応を起こす金属を避ける」ということです。
とはいっても、「どの金属でアレルギーが起きる分からないから、すべての金属を避ける」というのは現実的にむずかしいので、気になる方は皮膚科やアレルギー科、歯科などの医療機関で「パッチテスト」や「血液検査」といったアレルギーの検査を受け、自分が金属アレルギーなのかどうか、どの金属に対するアレルギーを持っているのか、調べてもらうことをおすすめします。

また、金属にもアレルギーを起こしやすいもの、起こしにくいものがありますので、予防や悪化防止のために、あらかじめそういった金属を知っておき、アクセサリーなどを選ぶときに意識することも大切です。

金属アレルギーを起こしやすい金属

金属アレルギーはそもそも、身に着けた金属が溶け出し、体内に入り込むことから始まります。
つまり、汗などで溶け出しやすい(イオン化傾向が高い)金属ほど、金属アレルギーを起こしやすく、逆に溶けにくい金属ほど、金属アレルギーを起こしにくいと言えます。

金属アレルギーを起こしやすい金属とは

以下の金属は、金属アレルギーを起こしやすいと言われている金属です。
比較的安価な金属が多いため、手頃な価格のアクセサリー等に使用されていることが多くありますが、金属アレルギーが心配な方は、できるだけこういった金属を避けることをおすすめします。

  • ニッケル
  • コバルト
  • 錫(すず)
  • パラジウム・クロム
  • 亜鉛
  • 銅 など

この中でも特にニッケルは安価で加工がしやすい素材のため、安価なピアスやネックレス、ベルトのバックル、お金(50円硬貨、100円硬貨)など、様々なものに含まれています。
日常で触れる機会が多いため、金属アレルギーになる可能性も高く、特に注意が必要です。

金属アレルギーを起こしにくい金属

金属の中でも、イオン化傾向が低く、比較的金属アレルギーを起こしにくいものがあります。
その中でも代表的なものをご紹介します。

最もアレルギーを起こしにくい「チタン」

チタンは主な金属の中で、「最も金属アレルギーを起こしにくい」と言われています。
イオン化傾向が低く、アレルギーの原因となる金属イオンが水に溶け出しにくいため、金属アレルギーはほとんど起こらないと言われています。
このような特長から、人の身体と最も良い相性を持つため、体内に埋め込む医療用インプラント(人工歯根)や人工骨、心臓弁、医療器具などにも広く用いられています。

錆びにくいからイオン化しにくい「ステンレス」

ステンレスは鉄やニッケル、コバルトなどの合金であり、組成的には金属アレルギーを起こしやすい金属を使っていますが、それらを錆びにくくなるように配合することで、金属イオンが溶けだしにくく、金属アレルギーの原因になりにくいようになっています。

当店で一部取り扱いしているステンレスは、金属アレルギー起こしにくい「医療用ステンレス(サージカルステンレス)」と呼ばれる「SUS316L」を使用しております。

金・銀

「金」や「銀」そのもの自体はアレルギーが起こりにくいのですが、これらの金属は、アクセサリーに用いられる際、加工性や硬さを向上させる為に他の金属を混ぜて使用されていることが多く(合金)、混ぜられた金属によってアレルギー反応がおきる事もあるので注意が必要です。

プラチナ

プラチナも溶けだしにくく金属アレルギーを起こしにくい素材ですが、アレルギーの原因になりやすい「パラジウム」と言う金属と混ぜて使われることが多く、金・銀と同様に注意が必要と言えます。




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いかがでしたか??

特に自分は問題ないといった方もいらっしゃるとは思いますが、直接身に付けるものには体の為にも
ちゃんと選んで好きなデザインを長く愛用したいものですね。